HOME > ケータイ・インターネットの歩き方「入門編」 > テキスト

ケータイ・インターネットの歩き方1「入門編」

  1. 1. インターネットとは
  2. 2. 情報発信者として知っておきたいこと
  3. 3. スマホやケータイ 利用のためのルール作りを
  4. 4. サービスを利用する前に確認・理解すべきこと
  5. 5. 不安を感じたら、信頼できる身近な大人や相談窓口に

1. インターネットとは

ケータイは立派なインターネットの端末機器です。ボディは小さくても、世界中の大きなネットワークにつながっています。

スマートフォン(以下「スマホ」)やケータイは立派なインターネットの端末機器です。ボディは小さくても、世界中の大きなネットワークにつながっています。

特にスマホは高度な機能を持っており、小さなパソコンと考えた方がよいでしょう。インターネットへの接続がより手軽になったため、インターネット上のさまざまなサービスや音楽や動画などの利用が簡単にできます。また、アプリケーション(以下「アプリ」)をインストールすることで、さらにできることが増え使い勝手も向上します。スマホは高性能・高機能でとても便利ですが、従来のケータイ以上にさまざまなことが可能になった分だけ、危険も増えています。はやりだから、便利そうだから、と安易に考えず、よく熟知して使う必要があります。(詳しくは、ケータイ・インターネットの歩き方1 「入門編」別添「スマートフォン編」をご覧下さい。)

インターネットで世界に広がる可能性

ケータイ・インターネットで世界に広がる可能性

日本は世界でもスマホやケータイ文化が進んでいる国のひとつです。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にその日の出来事を書いて自分の気持ちや考えを表現したり、「音楽」「写真」「動画」「小説」などで自分の作品を投稿したりと、スマホやケータイを使ってさまざまなことができますが、そうやってひとりひとりがスマホやケータイから発信した投稿には、スマホやケータイだけではなくパソコンから見る(読む、聴く)ことができるものもたくさんあります。

そのため、日本ほどインターネットが進んでいない国々からでも、発信した投稿に簡単にアクセスが可能です。インターネットを上手に活用する方法を身につければ、世界の人々とコミュニケーションできるという大きな可能性も開かれます。

いい人も悪い人も、みんなが見ているインターネット

ケータイ・インターネットで世界に広がる可能性

インターネットでSNSなどに書き込みをすると、想像をはるかに超える大勢の人がその内容を見ます。インターネットの向こう側にいる人たちの中には、いい人もいれば悪い人もいます。常に大勢の人に見られているということを忘れてはいけません。

便利で楽しいけれど危険もたくさん!

ケータイ・インターネットで世界に広がる可能性

スマホやケータイは、電話やメールだけではなく、カメラ、ワンセグ、音楽プレイヤーなどのさまざまな機能があり、インターネットにつなげばさらに、動画を見たり、マンガを読んだり、知りたい情報を得たりと、手のひらサイズなのに驚くほど便利です。

ケータイ・インターネットで世界に広がる可能性

でも、インターネットに接続ができるということは、インターネットの世界に潜んでいる危険に出会ってしまう可能性もあるのです。ネットの向こう側にはいろんな人がいるからこそ、自分の身を守るためによく考えながら利用する必要があるのです。

トップに戻る

2. 情報発信者として知っておきたいこと

インターネットを利用すれば、いつでもどこでも、手のひらから簡単に情報を発信することができます。

コメントを書いただけでも、情報発信になる?

コメントを書いただけでも、情報発信になる?

友だちのSNSへのコメントも、立派な情報です。ですから、自分のホームページやブログを開設していなくても、SNSのアカウントさえあれば、すぐに情報発信者になれます。

自分で発信した情報の責任は自分にあり

自分で発信した情報の責任は自分にあり

インターネットは不特定多数の人たちが利用する「公共のメディア」です。テレビやラジオ、新聞や雑誌と同じメディアなのですから、ニュースキャスターやコメンテーター、記者と同様に、ひとつひとつの発言に情報発信者としての責任がともないます。それは友だちのSNSへのコメントであっても、例外ではありません。友だちあるいは特定の知人に向けて話している感覚で気軽に書き込みがちですが、よく考えればたくさんの人が読んでいることに気付くはず。
インターネットに書き込むときは必ず、言葉のひとつひとつに発信者としての責任があることを思い出してください。

一度公開した情報を「なかったこと」にはできません

一度公開した情報を「なかったこと」にはできません1

インターネット上に掲載されている情報は簡単にコピーができてしまいます。コピーをされた情報が あちらこちらに転載されたり、売り買いされたりしてしまうと、削除することも取り戻すこともできなくなってしまいます。

一度公開した情報を「なかったこと」にはできません2

一度インターネット上に載せてしまった情報(写真も含む)は、載せる前の「誰も知らない状態」には二度と戻せません。名前や住所、電話番号やメールアドレスなど個人を特定できる情報は、不用意に書き込みをしてはいけません。

被害者にも加害者にもならないで!

被害者にも加害者にもならないで!1

何も考えずにインターネットを利用し続けていると、自分がトラブルに巻き込まれてしまったり、トラブルを起こしてしまったりする(=加害者になる)こともあります。

被害者にも加害者にもならないで!2

また、知識や「これをしたらどんなことになるか」という想像力が足りなかったために、法律を犯してしまう危険性もあるのです。

被害者にも加害者にもならないで!3

危ない目にあわないためだけではなく、自分が加害者になってしまわないためにも、正しい知識を身に付け、自分のやろうとしていることを考えながら情報発信をするように心がけましょう。

トップに戻る

3. スマホやケータイ利用のためのルール作りを

ケータイ利用のためのルール作りを1

スマホやケータイの利用方法について、ひとりひとりの能力に応じたルールを家族で考えましょう。大人がインターネットに参加する場合は自己責任の範囲ですが、保護者の承諾がなければスマホやケータイを購入できない未成年者の場合、責任は自分自身だけではなく保護者にもあります。

「ケータイやスマホの利用は何のため?」
を考えた行動をしよう
「ケータイやスマホの利用は何のため?」を考えた行動をしよう
言葉使いに気をつけて、思いやりある
表現を心がけよう
言葉使いに気をつけて、思いやりある表現を心がけよう
危険なことはしない、危険なところには
アクセスしない(興味本位厳禁)
危険なことはしない、危険なところにはアクセスしない(興味本位厳禁)
フィルタリングは勝手にはずさない
フィルタリングは勝手にはずさない
個人情報を安易に書き込まない、教えない
決められた利用時間(時間帯や長さ)は守ろう
決められた利用時間(時間帯や長さ)は守ろう

以上は一例ですが、これらを参考に家族でしっかり話し合ってルールを決めましょう。作ったルールをみんなで守ることと、定期的に見直すことも重要です。

フィルタリングについては、不都合がないようによく考えながら、利用の目的、年齢、能力にあったものを選びましょう。

トップに戻る

4. サービスを利用する前に確認・理解すべきこと

インターネット上にはいろいろなサービスがあります。サービスを提供している事業者は、サービスを利用するための利用規約やガイドライン、プライバシーポリシーを掲載しています。長文で少々面倒であっても、利用登録をする前に必ず目を通しましょう。特に禁止事項の項目については、よく読んで理解しておくことが大切です。

各サービスの中で守らなければならないこと

各サービスの中で守らなければならないこと

「利用規約」および「ガイドライン」に掲載されている全て
※そのサービス独自に定められた禁止事項を含みます。

不明な点は、FAQ(よくある質問や答え)で確認できます。

アプリの普及にともない注意が必要なこと

「プライバシーポリシー」には、サービスやアプリが取得する情報や、取得した情報の取扱いなどが記載されていますので、必ずチェックした方がよいでしょう。

絶対にしてはいけないこと

各サービスの中で守らなければならないこと

現実社会と同様、インターネットの世界であっても法律に違反する行為を行ってはいけません。

インターネット利用に関連する主な法律違反は、次のとおりです。

身近な法律違反:
名誉毀損・犯罪予告・脅迫

他人の権利を侵す:
著作権侵害・肖像権侵害・プライバシーの侵害

トップに戻る

5. 不安を感じたら、信頼できる身近な大人や相談窓口に

自分が被害に合うはずはない、自分だけは大丈夫という過信は禁物です。

各サービスの中で守らなければならないこと

何かおかしいと思ったり、困ったり、迷ったりしたときは、自分ひとりで勝手に判断せず、すぐに保護者や先生など、信頼できる身近な大人に相談することが一番の安全策です。

そのためにも、日ごろからコミュニケーションを取って、話しやすい関係を築いておきましょう。もちろん、自分たちでは解決できない場合、なかなか解決の糸口がみつからない場合は、専門の窓口を積極的に利用しましょう。

専門相談窓口の紹介

違法・有害情報を見つけた場合の通報・情報提供窓口の紹介

トップに戻る